【訃報】当連盟創設者 前代表理事 志太勤の逝去について


志太会長

当連盟の創設者で前代表理事の志太勤は、2025年7月9日、うっ血性心不全のため90歳で逝去いたしました。

氏は、1990年代後半、当時の軟式球B号を使用していた中学生が高校野球で硬式球に移行する際、肩肘への負荷から怪我をする選手が多いという状況を目の当たりにし、 軟式球と硬式球の中間球である「K-Ball」を開発。2001年1月1日に当連盟の前身である「日本K-Ball少年野球連盟」を設立し、大会開催を通じてその普及推進に寄与しました。


「K-Ball」は、準硬式球とも違い、表面はゴム製だが中は空洞という設計で、大きさ重さは硬式球と同じ。 中学3年生が夏から翌春にかけてK-Ballを使用することで、硬式球にスムーズに移行させることを目的としました。 空洞なので身体に当たった際に受ける衝撃は硬式球の1/2から1/3程度で、外傷をも緩和する効果も期待されました。

2018年、軟式球が現在のM号となり、硬式球のスペックに近づいたことから、当連盟の大会使用球もM号に変更されました。

また、軟式球(英名ラバーボール)の世界への普及にも積極的に取り組み、2000年から2019年まで、アジア野球連盟のU-12及びU-15の大会使用球としてK-Ballが採用されました。
当連盟では日本代表チームを編成し「侍JAPAN」として出場。3回の優勝を誇りました。

氏の、当連盟ひいては野球界への多大なる功績に改めて敬意を表するとともに、皆さまから生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます。

氏の逝去に伴い、7月31日に臨時理事会を開催し、志太勤一理事・副会長(当時)の代表理事・会長への就任と、近藤義男専務理事の副会長兼任が、それぞれ決議されました。
※就任日は2025年8月9日

故 志太勤 前会長の遺志を継ぎ、志太勤一新会長のもと、今後ともご協力賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

2025年8月18日
一般財団法人 日本中学生野球連盟


日本中学生野球連盟について

日本中学生野球連盟は、「明日の日本を担うグローバルな青少年を育てる」という教育視点より、
1.野球競技を通じた青少年の健全な育成
2.中学生の身体の成長段階を考慮し高校野球へのスムーズな移行
3.開催地の地域活性化への寄与
上記の目的を達成するために、全国大会を開催しています。

これまでの大会一覧はこちらをご覧ください。


【大会使用球】
当連盟主催:全国中学生都道府県対抗野球大会
「M号」

詳細はこちらをご覧ください。


【連盟名の変遷】
日本K-Ball少年野球連盟 (2001~2007)
KB野球連盟 (2007~2014)
日本KWB野球連盟 (2015~2018)
一般財団法人日本中学生野球連盟 (2018~)


【関係団体】
日本の野球団体関係図はこちら
(一般財団法人全日本野球協会サイト内にリンク)


【所在地・連絡先】
〒150-0047
東京都渋谷区神山町11-15 神山フォレスト
TEL:03-6456-8101
FAX:03-6407-0427
事務局長 梅沢直充

【定款】
一般財団法人日本中学生野球連盟定款
※2018年8月9日登記

【役員】
一般財団法人日本中学生野球連盟役員名簿
※2025年8月9日現在


【支部組織、関係団体等】

地区ブロック 都道府県名
北海道 北海道
東北 青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島
北信越 新潟・長野・富山・石川・福井
関東 茨城・栃木・群馬埼玉千葉東京神奈川山梨
東海 静岡・愛知・三重・岐阜
近畿 滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山
中国 鳥取・島根・岡山・広島・山口
四国 香川・徳島・愛媛・高知
九州 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄


連盟関係物故者(肩書は在職当時、敬称略)

全日本アマチュア野球連盟会長・山本英一郎(平成18年5月)
常任理事・中世古尚一(平成25年2月)
常任理事・栗栖信征(平成25年12月)
常任理事・前田祐吉(平成28年1月)
顧問・高橋三朗(平成28年3月)
理事・大石賢一(平成29年10月)
特別顧問・野村克也(令和2年2月)
顧問・榊原敏一(令和2年2月)
理事/副会長・太田保(令和2年4月)
顧問・長瀬二郎(令和2年4月)
評議員・渡辺一民(令和6年10月)
代表理事/会長・志太勤(令和7年7月)

謹んでご冥福をお祈りいたします。